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【本日の日誌】連続学習会報告(2009年3月29日)

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第6回連続学習会報告

子どもが自己肯定感を持てずに、
自分の持っている能力を生かせないでいるのは、
地域にとっての大きな損失である。

(2009年3月29日)

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発達障害 第6回となる今回の学習会は
立教大学の大石幸二さんを講師にお迎えしました。

テーマは「発達障害といわれる子どもたちを地域でどう支えるか」。

保護者でも教師でもワーカーでもない立場の私たちが
いま、いったい何ができるのか?何が求められているのか?

そんなオーダーに、さながら大学の授業(しかも高度!)のような濃い内容で
応えてくださいました。

 

印象に残っていることをいくつか。

子どもによる、「自分づくり」「自分育て」の場が必要。子育て支援ではなく、子どもが自分の力で自らが育つ場が必要。

子どもが地域との関わりを持ち、地域との相互の理解があってこそ、子どもの「心」と「体」と「行動」が健康的に発達していく。

発達障害といわれる子どもたちに十分な余暇活動が保障されていない。

その子どもにとって、なにが苦手でなにが得意か、見極めたうえで、適切な指導と介入をすれば、クラスの運営もスムーズであり、なによりも本人ができることが増えていくし、自己肯定感を傷つけなくて済む。

現在、厚生労働省発行の白書で発表された若者実態調査では、独身時代における地域活動への従事時間は平均3~4分(1日)。

心を「体(体動)」「気持ち(情動)」「言葉(言動)」に分けて考える。3つのチャンネルを持つ。

 

発達心理の視点からは、 発達のステージに分けた説明

0歳~2歳 特定の大人(保護者)と向かい合う経験(顔を見合わせるコミュニケーション)
3歳~5歳 見る(じっと見てまねる)/聞く(よく聞いて考える)/伝える(ねぇねぇ聞いて)
●6歳~8歳 勤勉さ(努力、続ける)/挑戦(やってみる)

9歳~14歳第2次性徴 自分作りへの挑戦→大人側に力量が求められる→保護者に学びの場、サポーターが必要

 

また、子どもとの具体的な対応の観点から、

身体言語(頭痛や腹痛、嘔吐=言葉で表現されない気持ち。気持ちがカラダの反応変化と即応)をよく観察し、受け止めること。

子どもの怒りや興奮への対応子どもの様子をみて、体のどこに力が入っているか、スピード(ペース)はどうか。たとえば肩に力が入っていて、呼吸が速い → 手をあててやり、ゆっくり深呼吸させる

伝えたり伝わったのを確認する、その力を付けるトレーニング方法のひとつ「3ヒントゲーム」
ex.幼児:きいろ、さるがすき、あまいフルーツ な~んだ
1年生:はたらく車、赤色、火に関係する

 

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そして、私たち支援者に対し、こんなメッセージも

自己表現の課題=子どもに向き合う大人側の課題

そもそも、大人(支援者)は、言葉(語り)に頼りすぎていないか?

どきっ。。。

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こちらからオーダーしてあった、生涯支援を見越した
思春期・青年期での課題と対応の事例として

大石流*発達障害とよばれる人の理想の育ちプラン

冊子『リエゾン』

『リエゾン』とは、所沢(34万人都市)でNPOによって発行されている、
発達障害とよばれる人とその家庭のため街のイエローページ。

リエゾン NPO法人バリアフリー・アートの会わーくぽけっと『いいよ企画』発行
※購入も上記から

地域で育む『リエゾンⅠ』~発達不安~障碍を持つ子の子育て
地域で育む『リエゾンⅡ』育ちの選択 障碍をもつ子の小学生~高校生

※内容はコチラ! 目次

 

 

さらに最後に、イラストを用いて、立場の違いによる
支援アプローチの違いをわかりやすく説明。これに感動。

Coar:カウンセラー=伴奏者、ちょっと先の見通しを教えてあげる <電車の隣の席>

SWer:ソーシャルワーカー=一人一人は力を持っている。地域を少しずつ変えよう。 <気球にいっしょに乗る>

SEN-Co:特別支援コーディネーター=他機関の支援者が知恵を寄せ集めるイメージ。  <焚き火を囲んでお話し>

発達的観点に立つために・・・ イメージは <川下り>。仲間とともに川をくだる。これまでの川筋を眺め、現状をどう乗り切るか検討し、川幅の広がる川下に備え、仲間と手分けしながら進んでいく。

 

 

とても刺激的な時間でした。

あっという間に過ぎましたが、終わってみると
倍の時間をかけて学んだような充実感。

また、難しい・わかりにくい と思うようなことでも、ひとつひとつ丁寧にたどっていくと、明白になる感覚も得ました。

 

 興奮冷めやらぬ私たちでした。

 

 

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