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【CHIニュース】子どもへの暴力防止に関する報告書

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CHI Child Helpline International が、第5回年次報告書「子どもへの暴力防止に関する報告書」を発表しました。これに合わせ、子どもへの暴力に関する国連特別代表であるマルタ・サントス・パイス氏ともに声明を出しました。子どもへの暴力に関する、世界規模のデータが公開されました。

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CHI;Child Helpline International ニュース

2012年1月24日

CHIは、第5回年次報告書「子どもへの暴力防止に関する報告書」をパリにて、子どもへの暴力に関する国連特別代表であるマルタ・サントス・パイス氏と、CHIメンバーであるフランスのチャイルドヘルプライン「119 / Allô Enfance en Danger」とともに刊行した。

◆搾取と暴力
第5回年次報告書「子どもへの暴力防止に関する報告書」(CHI VACレポート)は、2010年の一年間に、世界中のチャイルドヘルプラインに寄せられた1380万件の電話を分析した結果をまとめたもの。半数の子どもたちが支援を求め、1/5の子どもたちが搾取や暴力に関する相談を訴えた。

◆被害児
チャイルドヘルプラインに寄せられた暴力に関する電話のうち、10件に4件が身体的な暴力に関する相談であり、1/4がいじめ、1/5が性的虐待、ネグレクトと心理的虐待はともに9%であった。被害児の男女別の内訳は、暴力に関する電話全体の62%は女子であり、性的虐待に関しては3/4が女子である。

◆加害者
チャイルドヘルプラインに寄せられた暴力に関する電話を、加害者の男女別の内訳で見ると、60%が男性であった。心理的虐待を除くすべての形態の搾取において、男性または男子であった。さらに被害児と加害者の関係を見ると、男子が被害児の場合、加害の2/3が男性であった。被害児に女子も含めると、加害者が男性の割合は10件に6件の割合であることが示された。

また、子どもへの虐待は、報告されたケースの半数に家族の誰かが関与していた。搾取の内容に応じて、さまざまな加害者の姿が見られた。教師による加害は、搾取に関する大きな割合を占めていた。その他、顕著に見られた加害者として、義理の親や里親、または友だちが挙がった。

◆場所
世界中で見られた傾向として、あらゆる子どもの搾取が、家、学校、地域または道路において発生していた。これらは、搾取が起きる共通の場所であった。各国の経済的発展に関わらず、すべての地域で当てはまった。

(翻訳:青木沙織)

さらなる情報はコチラ → CHI website

 

Marta

The Special Representative of the Secretary-General on Violence against Children ニュース

2012年1月25日

子どもへの暴力に関する国連特別代表であるマルタ・サントス・パイス氏は、フランスのパリにて行われた「子どもに対する暴力に関する年次報告書」の発行記念式に参加。同報告書はチャイルドヘルプライン・インターナショナル(CHI)によって、2008年より毎年発行されている。

今回、マルタ氏が参加し、以下のコメントを発表。

「子どもへの暴力が広範囲に広がっているにも関わらず、それは多くの場合、目に見えず、仕方のない行為として社会的に容認されており、しつけの一貫だとされている。正規の統計にはめったに報告されないため、実際の値や発生率を捉えることができない。暴力を加えるのは、多くの場合、子どもが知っている人であり、子どもが信頼している人である。暴力は、沈黙の文化と社会的無関心にがっちりと守られて存在する。そこは、被害児にとって望みを持てない場所であり、加害者にとっては罰せられることのない場所である。さらに多くの場合、子どもたちは暴力から逃れることができず、助けを求めることも申立てを行うこともできないでいる。活用できる仕組みがあること、それから、アドバイスや支援を受けられることに気付かないままにある。」

CHIは、133の国にあるチャイルドヘルプライン(子どものための電話)のネットワークセンターである(2011年12月現在)。年間1400万件にのぼる電話を共に受信し、子どもや若者からのケアと保護のニーズに応えている。CHIは、各国のチャイルドヘルプラインの無料化の創設と強化を支援し、受信した電話の統計とそこで得た知識から、現行の子ども保護システムと子どもの権利に関するアドボケートとのギャップを浮かび上がらせている。世界中から寄せられる子どもの電話の集計データは、重要な知見を与え、また、戦略を履行させる上でも、今起きている搾取を防止する上でも、力を発揮するツールである。

チャイルドヘルプラインは、子どもたちの声を聴くという極めて重要な役割を担っており、子どもたちのしあわせを保障し、搾取から保護するサービスである。チャイルドヘルプラインは必要に応じて、他の機関を紹介することもある。

世界では、チャイルドヘルプラインに寄せられる暴力に関する電話件数のうち、10件に4件近くが身体的な暴力に関する相談であり、25%がいじめに関する相談であり、性的虐待に関する相談は1/5を占める。

同報告書によると、あらゆる種類の暴力が女子に偏っていることがわかった。チャイルドヘルプラインに搾取や暴力に関する電話をかけた子どもたちの多くは、それまでどの大人にも相談できなかったと言う。

マルタ氏は、「この報告書の勧告に関して、あらゆる支援を行いたい。チャイルドヘルプラインは総合的な構成要素の中心にあるものとして認識されており、国内の子どもの救済システムを強化・統合し、子どもに最大の支援を行うことを可能にするための資源を与えるものである。」と最後に述べた。

(翻訳:青木沙織)

さらなる情報はコチラ → VAC website

 

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